気の向くままに書くブログ

誰しも過去の環境によって考え方はできていて、それぞれの当たり前は違う

pha(ファ)さんの「ニートの歩き方」という本を読んでいたら、面白い言葉に出会いましたので、シェアをしたいと思います。

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 phaさんの書籍です。ゆるくて面白いですよ。

 

 ダグラス・アダムスという作家の言葉らしいですが、

1.自分が生まれる前から既に世の中にあるものは、全てごく普通のものである。

2.生まれてから30歳になるまでの間に発明されたものはすべて途方もなく刺激的で創造的であり、運がよければそれが一生の仕事になる。

3.30歳以降に発明されたものはすべて物事の道理に反していて文明の終末の予兆である。ただしその後、それが身の回りにあって10年ほど経つうちに徐々に問題ないものであると分かるのだが。

という言葉がありました。非常に的を得たお話と思いました。今は人生が長くなっているので、30歳ではなくもう少し後の年齢になるかなとも思いますが、どんな人でも育っていった時代や環境の影響を大きく受け、それがその人にとっての当たり前を作るのだと思います。ですので、他の方には他の方の当たり前があると思って、接するほうがいいと思います。そのような考え方のほうが健全じゃないかなと思いました。

 

 ちなみに私の世代だとマイカーとか新幹線とかがあるのは当たり前で、テレビゲーム、パソコン、インターネットがとてつもなく刺激的であり、ビットコインなどのブロックチェーンの技術によって国家や共同体が溶けるとか、AIを備えた自律的兵器による戦争や、AIに仕事がどんどん奪われるようなSFチックな話などに終末の予兆のように感じるのかもしれないですね(このような話はあながち嘘には思えないですが・・・)。

 

 また、こんなバイアスがあるので、それを薄めるためには積極的に世代間交流を図るのがいいのかもしれないと思いました。そのときはもちろん、世代間の常識に違いがあることを理解していないと煙たがられそうですね。