『なるべく働きたくない人のためのお金の話』 台湾で自由でハッピーな隠居生活をしている大原扁理さんの本を読みました。
大原扁理さんの『なるべく働きたくない人のためのお金の話』を読みました。
大原扁理さんの3冊目の著書です。ちなみに1冊目は『20代で隠居 週休5日の快適生活』、2冊目は『年収90万円で東京ハッピーライフ』です。なかなか興味深いタイトルが揃っています。
今は台湾でトラベルライターをしながら、隠居生活をしてらっしゃるそうです(けっこうスペックが高い方かもしれませんね)。
本書で参考になった点などを、書いてみたいと思います。
大原さんは、最初から、週休5日の隠居生活を目指したのではありません。普通にフルタイムで働いていましたが、仕事に疲れて、もうこんなに働きたくないと思って、住むところを家賃7万のシェアハウスから郊外の家賃2万8千円のアパートに引っ越します。この後、徐々に生活を整え、週休5日の隠居生活になっていきます(いいなあ)。
自分がどうありたいのかが重要で、お金の問題はその一部であること。
するしないは、周囲の人の評価でなく、自分の基準で決める。自分にとって丁度いい幸せのサイズ感を大事にする。
モノを自分が把握できるだけにする。
生活改善のアイデアを人・本・メディアから取り入れて、実践する。
自分がどう生きたいのか、自分にとって何がハッピーなのかが分かっていれば、それを実現するためにどのくらいお金が必要なのかが見えてくる。
幸せをお金に依存している状態から、自由になる。
というような点が参考になりました。
自分の人生の舵取り(生活・働き方)を自分でする。至極、もっともなことですが、なかなか難しいんですよね。
世間や常識にとらわれずに、自分がどうありたいかを考え、幸せになってらっしゃるところを取り入れて、自分にとってちょうどいい幸せのバランスを探したいです。
働き方を調節できるという考え方が広まれば、救われる、あるいは、幸せになれる人も増えるんじゃないかなあ。
巻末の鶴見済(わたる)さんとの対談もおもしろかったです。