海外旅行時の脳卒中や心筋梗塞 日本人の海外での死因について
前は海外旅行が好きで行っていたんだけど、今は落ち着いてきて、あんまり行ってない。でも、旅行会社のパンフレットやメールを見ると、また行ってみようかなんて、少しワクワクする。この気分が上がる感じだけでも、なんだかうれしい。
旅行医学の記事をみました。
外務省 海外邦人援護統計2015年度版によると海外における邦人の主な死亡要因の第1位は、傷病で 406人(76.17%)であるという。
これに保険会社の統計と合わせると、脳卒中と心筋梗塞が多くを占めているということらしい。
日本人の死因(国内を含む)
1位 悪性新生物
2位 心疾患(心筋梗塞を含む)
3位 脳血管障害(脳卒中を含む)
4位 老衰
5位 肺炎
悪性腫瘍や老衰で亡くなりそうな人はそもそも、もうあまり動けないことが多いので、海外に行くことは少ないでしょう。
2位と3位の心疾患や脳血管障害が海外での死因の上位になるのは、納得でした。海外といえども、やっぱり日常の延長ですね。
(5位の肺炎は、食べ物を飲み込む機能の低下したお年寄りの嚥下性肺炎がほとんどです)
海外旅行での病気というと、なんとなく感染症のイメージがあります。これも大事と思いますが、重症化の割合は少ないようです。
海外で亡くなると、いろいろ厄介なことも多いようですし、ある程度の年齢になれば、血管の健康とも相談(頸動脈エコーなどの血管のチェック、高血圧・糖尿病・脂質異常症があればそれを治療・コントロール)したほうがいいのかもしれません。
血のつながった人に心疾患や脳血管障害の方がいるとなおさらですね。
あ、これは別に海外に旅行しなくても大切なことか。
あとは旅行保険が大事になるかもですね。・・・幸い、今のところ、お世話になったことはないですが。
心疾患や脳卒中では時間も大切です。特に脳卒中は 「 Time is brain」という言葉まであるくらい、発症からの時間で治療法、回復度合い(回復可能性)が変わりますので、現地の医療事情もある程度把握してた方がいいかもしれませんね。
あと、英語もいるかなあ・・・・ ツアーだったら、まだましかなあ・・・